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立喰師列伝 通常版

立喰師列伝 通常版
押井守
立喰師列伝 通常版
定価: ¥ 5,040
販売価格: ¥ 5,040
人気ランキング: 14776位
おすすめ度:
発売日: 2006-09-22
発売元: バンダイビジュアル
発送可能時期: 通常24時間以内に発送

戦後の昭和、そこには立食いソバ屋などの飲食店を戦慄させた立喰師たちが歴史の闇で暗躍していた。やがてファーストフードという巨大システムが台頭してくるが、そいれもまた立喰師たちによって崩壊していく…。『イノセンス』などの押井守監督が、その創作の原点ともいえる立喰いの世界をモチーフに、通常のアニメとは異なる“スーパーライヴメーション”なる新手法で描いた問題作。数々の立喰師たちが繰り広げる驚異の笑いを通して、ここでは究極ともいえる昭和思想史が紡がれている。その語り部は山寺宏一で、上映時間のほとんどナレーションで語り続ける彼の存在もまた驚異。ある意味、押井ファンのリトマス試験紙ともいえる作品だが、その世界観に身を委ねてしまえば心痛くも気持ちよいこと、この上ない。(増當竜也)

押井好きには気持ちイイんだけど
過去の押井作品に度々さりげなく登場していた立喰師、説教や泣きなど様々な手法を用いて無銭飲食を常道とするその道のプロ達を主役として成立させた映画。
レトリックが多く、というより映画そのものがレトリックに縁取られることによって構成されており、延々と語られるナレーションの情報量の洪水は押井ファンにとっては気持ちのいいものであるが、ファン以外の人にはちょっと抵抗感のあるものかもしれません。
一緒に見ていた嫁は途中で寝てしまいました。笑

「紅い眼鏡」の月見の銀二、「御先祖様万々歳!」の哭きの犬丸(この犬丸のくだりは台詞の展開もほぼ一緒)、「犬狼伝説」の冷しタヌキの政(やはり撲殺されますが)など、その他かつて名前だけは様々な作品で登場していた立喰師たちのその詳細を戦後昭和史とともに語る、ある意味で押井作品における一種のキャラクタースターシステムによって創られた映画であり、やはり「知っている」人はニヤニヤするけど一般受けはキツイかなあと。
写真によるアニメーションのため、あえて役者等を極力使わないキャスティングはツボに来ました。牛丼の牛五郎役の樋口真嗣(本業:映画監督)、ハンバーガーの哲役の川井憲次(本業:作曲家)はハマリ過ぎです。中辛のサブ役の河森正治(本業:メカデザイナー)に至っては国籍不明のインド人っぽい人という設定で爆笑しました。素の顔が既に国籍不明っぽい人だし。チュカラ!チュカラ!笑

あとあえていえば盟友・伊藤和典のクリーミーマミをパロったクレープのマミも見たかった。

う?ん、なかなか!!
 本作品は押井守的戦後史まさにここに結実せんともいうべきドキュメンタリー作品である。戦後の混乱期に惹起せしめたという立喰師なる得意な存在を民俗学的業績を丁寧な実証作業により捏造し、鮮やかにこの戦後を止揚せんとする、いな、戦後という言葉すら最早忘却され、そこからの弁証法的発展における定立の確定すら困難になっているかのような混沌とした現代に見事に描き出すことに成功しているのである。この「もういいかげんにそのネタは飽きたんだよっ!!」と思わず口をつく主題を性懲りもなくまた反復するという事実に、明確な作り手のアイデンティティを認め、そこにわたしという主体の娯楽意識との差異を剔抉されざるを得ないのである。それはそれとしても、その戦後なる時代の総括によってそれまでの押井守なるアニメ屋のある種のレーゾンデートルともなっていたかのような戦後意識の徹底した発露、その大きい、あまりにも大きすぎる語りの重要性と、かつてその自らの映画における思想的基盤の尋常とは思えない赤裸々な表明により、鑑賞者を唖然となさしめ、まさにその思想的重厚さから鑑賞の時間を以ってその苦痛と眠気に呻吟せしめた、かの「トーキングヘッド」なる作品をより濃密に昇華せしめたかような映像的冒険。商業的蛮勇。その正常な娯楽映画としては非常識極まる特殊性と容易な理解に障害を来たす、無用に掘り下げられた立喰師達の面差しの中に、わびさびとも言うべき日本的情緒乃至はその時代的表徴を全身で体現したかのような葛藤を見るとき、その慧眼とこじつけには一様に感嘆を禁じえない。かの「迷宮物件」に見られたごとく、その台詞の洗練され精緻にしてしかも伝わるもの皆無の瞠目すべき無用な思想性。出演者から見られる少数受けへの強い配慮。ここに押井守なる戦後人の常なるノスタルジーを見るのである。 
 ぶっちゃけ、もう小理屈はいいです。まぁ「イノセンス」よかいいけどね・・・

好みかと思うが…
押井作品は好きなのだけれども、本作品は私には合わなかった。

物語の背景や押井作品に高いレベルで造詣が深い方なら面白いかもしれない。
しかし一般の方は、過剰な期待を持って鑑賞するのは避けた方が無難だと思う。

本作品を通して、結局何が言いたかったのか、何を問うていたのか、私には理解できなかった。
ストーリーも退屈だったし、高尚なフラッシュ映像を永遠に見せられている感じがした。
映像や脚本にはテクニックを感じるところもあり、大変な作業だったかもしれないが、作り手の自慰的行為に感じられた。
最初のうちは心地良く感じられた長いナレーションも、途中からは狙いすぎた単語や接続詞、言い回しがいやらしく聞こえてしまい非常に疲れた。

特典映像が好評な様だが、本編があまりにも退屈であったため見ていない。

押井ファンや神山ファンであっても、一度レンタル視聴してからの購入をオススメする。

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