榎木孝明
定価: ¥ 3,455
販売価格: ¥ 3,455
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発売日: 2006-10-20
発売元: 角川ヘラルド映画
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合戦シーンは壮大なマスゲーム。
幼少の頃にチラッと見た覚えのある、赤の武田軍に黒の上杉軍が突進していく
シーンを映画の流れを通して見てみたくてレンタルしました。まさか退却する
上杉軍を武田別働隊が迎え撃つ最後のシーンだったとは…。当時から武田の
兵士がまるで戦おうとせず、脇によけているかのような上空からの俯瞰映像に
なんとなく違和感を持っていたのですが、こうして改めて見てみると、さらに
「??」って感じです。おそらく「モーゼの十戒」みたいに、赤の軍勢に黒の
軍勢が割っていくシーンを美しく撮りたかっただけなのでしょうが、あまりに
統制の取れ過ぎたその動きは、まるでかつての共産圏の国でよく見られた
マスゲームを見ているかのようでした。
他にも信玄の下知を受けて出てきた「諏訪の軍」とやらが神輿を担いだ部隊で、
何やら楽器を奏でたかと思うとすぐ射殺されたり、同じく武田の女騎馬武者隊が
謙信の前で左右対称の華麗な集団演技を披露したかと思うとすぐ射殺されたり、
「なんとなく美しいが全く意味不明」なシーンも多く、理解に苦しみました。
ものすごく壮大なロケであることは素人目にもわかるだけに、撮る人が撮れば
日本映画史に残る作品になったはず…。いろんな意味でもったいないと思いました。
黒澤効果をフンダンに盛り込んだ映像
僕が小学生の頃、NHK大河ドラマで放映された、海音寺潮五郎原作の映画化です。当時は、ストーリーなどがよく理解できなかったのですが、原作を読んでドラマを見ると、よくわかりますね。
このドラマは、上杉側から川中島の合戦の物語を作ったものですが、ラスト・シーンの一騎打ちが痛烈なインパクトとして残っています。原作では、白い頭巾に身を纏った上杉謙信が、単身武田の陣に乗り込み、馬上から信玄めがけて数太刀振り下ろし、信玄に手傷を負わせる場面です。感動の場面で、川中島古戦場でも像が作られていましたね。
この映画では、ラスト・シーンを変えているのですが、原作のシーンを期待されている方にとっては、物足りないかもしれません。映像は、全体的にきれいで、明るい感じがします。とりわけ上杉を黒、武田を赤にして、統一感を作っているのは、黒澤監督の作品イメージに相似していますね。
お金をかけている見ごたえのある作品です。ちなみに、井上靖の「風林火山」は双対をなすものですから、一見されることをお奨めします。
大河を見ていて、こっちをチェックしたくなった。
大河で「武田もの」がはじまったので、このDVDで「上杉もの」をチェックしてみては?
気に入っている場面は、最後の決戦で、霧の中から「黒い上杉軍」が姿を現すシーン
ですね。
合戦の場面では、主人公にフィーチャーするのではなく、全体の流れが見えます。
やっぱり沢山投入したエキストラを生かさないテはないですからね。
面白いと思ったのは、兵士達が散って戦うのではなく、例えば槍の隊は槍の隊同士
で固まって突付き合っていたりしていて、「合戦ってこんな感じなのかな」と。
あと、漠然と合戦シーンを流している感があり、「間延び」した印象を受ける
ところもあります。
途中、「ハテナ???」な展開もあります。
・女武者隊。(史実なんでしょうね)
強いわけでもなく、特に見せ場なしで全滅してしまいます。
・戦場に太鼓と神輿。(史実なんでしょう)担当者達はあっさり全滅。
・浅野温子の「病に倒れるシーン」の演技が変かな?。
忠臣(渡瀬恒彦)との対決シーンは良いと思います。
甲冑に派手さは無いですが、かっこいいですよ。