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祭りの準備

祭りの準備
江藤潤
祭りの準備
定価: ¥ 4,935
販売価格:
人気ランキング: 76120位
おすすめ度:
発売日: 2001-09-21
発売元: パイオニアLDC
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閉塞感からの脱却
赤い布切れは、潮風にボロボロになりながら、未枯れ枝に纏わりついている。
飛ばされて空に舞いたくても舞えないまま、やがて朽ち果てて行きそうだ。

四国西南端の田舎町、滑稽なまでに精一杯生きている人々。
大きな絶望を含んだ閉塞感で、今にも押し潰されそうな自分という存在。
溺愛する母親の小鳥を逃がすことで、自分も脱却できるのか・・。

祭りの準備をしてきたが、きっと憧れた東京には祭りなどない。
ドロドロした自らの故郷にこそ祭りは確かに存在し、そのことを知った主人公は、
原田芳雄の妹のように、節の外れた荒城の月を歌いながら帰ってくるのだろうか。

中島丈博の脚本、黒木和雄の監督、原田芳雄の快演という夢のような
コラボレーションによって、この作品はATGの頂点を極めた。

竹下景子のお宝映像など忘れてしまいそうなエネルギーだ。

ほろ苦くて懐かしい青春と故郷
 舞台の土地はプライバシーなどまるで無いくらい人々の関係があからさまになっているムラ社会であり、欲望のままに不倫・二股など奔放な男女関係が繰り広げられている。しかしそんな人々の群像はあっけらかんとユーモラスに描かれ、蒸すような暑苦しさの中に一抹の爽やかさを感じさせている。海のシーンは詩的な美しさがあり、どっしりと人々を包み込む存在感をもつ。町や家屋の様子はとても懐かしい様子で、今のようなのっぺりとした建物に覆いつくされる以前の日本の田舎はこういう姿だったのだ、と思い出させてくれる。
 原田芳雄がとても魅力的だ。ラストシーンは胸に残る。
 見終わった後しばらくするとまた見たくなる不思議な映画だ。

破天荒でエネルギッシュ。
見る側に息もつかせずぐいぐい引っ張る力強さ。汗がほとばしるような画面。まさに70年代を代表する映画です!
キャスティングも良く、竹下景子が清純な女の子の役と思いきや、あらら!?
原田芳雄のコミカルな味も江藤潤の素朴な感じも良かった。
でも、一番印象に残ってるのは俳優の名は忘れましたが、若い女と浮気したのにフラれて思い余って自殺しちゃうオトウサン(おじいさんでしたっけ?)!
高知県の人って、皆こんな風にハチャメチャなのかしら?脚本家中島丈博の半自伝ということですが...。

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