役所広司

定価: ¥ 5,040
販売価格: ¥ 4,435
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発売日: 2004-04-23
発売元: アミューズソフトエンタテインメント
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思うようにいろんなことがはかどらず、ノイローゼ気味の科学者・早崎。だがそんな彼の前に“もう1人の自分”が出現。最初は幻覚だと思い込む早崎だが、分身は実体化しており、早崎の仕事を陰で助けつつ思うがままに生き、早崎の願望をどんどん叶えていく。そんな分身に次第に早崎は殺意を覚えて……。
自分探しの旅をブラック・コメディーの資質で描いた作品。誰もが思い通りに生きたいと思いつつもできずにいる現代で、どう生きるべきなのか改めて考えさせられる作品だ。マルチ画面を駆使して本体と分身が同一空間にいることを観客に信じ込ませ、殺人シーンを引いた画で見せることで背筋をゾクゾクさせる。黒沢監督らしい“映画”ならではの映像演出が、恐怖と笑いをいい具合に合致させている。役所広司のニ役の演じわけも神業的。(横森 文)
ラテン系カルトホラー
この映画をはたして<ホラー>と呼べるのか。ましてやどこぞのサイトで紹介されているような<喜劇>ではけっしてない。普通の映画監督だったら、ドッペルゲンガーとしての分身をもっと気色悪く描いて観客の恐怖心をあおるような演出をすることだろう。黒沢清は、仕事に行き詰った人工人体研究者(役所広司)のドッペルゲンガーを、元の姿そっくりそのままにあっけらかんと登場させる。
しかも、そっくりな2人を気軽に喫茶店で待ち合わせさせたり、手持ちのハンマーやシャベルでいとも簡単に殺人を犯させる。死んだはずの人間が弁当を食いながらパソコンを打っていたり、普通のサラリーマンだった男がなぜか拳銃を手に入れている。話の辻褄を細かく気にする人にとっては、この映画の脚本はハッキリいって<穴>だらけだ。
ドイツ語が語源のドッペルゲンガーという言葉の概念自体も、この映画の中ではいいように解釈されている。<ドッペルゲンガーの人物は周囲の人間と会話をしない>とか、<ドッペルゲンガーを見ると死期が近い>とかいう都市伝説に近い法則も、本作品の中で厳密に守られることはない。
けっこう残酷なシーンが数多く登場するわりにはまったく怖さを感じないのは、この監督が持っているラテン系のノリが影響しているような気がする。まるでガルシア・マルケスの小説を読んでいるようなハチャメチャな展開は、映画という<虚構>の枠の中では実にマッチしているのだ。
役所広司ファンの為の映画
役所広司の凄さを再確認する為には最適な作品だと思います。ユースケの薄っぺらい馬鹿の役も好印象。
良かったと思える点は……これぐらいです。他はいつも通りの黒沢清(笑)な感じですね。一体何が面白いんだコレ。
邦画を観はじめた中学生が気に入りそう。
良い!
中盤あたりでドッペルゲンガー早崎が本物(!?)早崎に向かって「お前って奴は理解できんなぁ?」みたいなセリフを吐く。このシーン、凄くないか!?要は鏡の前で「お前って理解できんなぁ?」と自分に向かって呟くのと一緒でしょ??
何と本質を突いたセリフか!