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雲霧仁左衛門

雲霧仁左衛門
仲代達矢
雲霧仁左衛門
定価: ¥ 3,990
販売価格: ¥ 3,990
人気ランキング: 62695位
おすすめ度:
発売日: 2003-03-21
発売元: 松竹ホームビデオ
発送可能時期: 通常4~5日以内に発送

情けなさの美学
作品的には好きではない。ムダに長いし、主人公のためにヒトが死にすぎる。後半なんてもうグダグダ。主人公の個人的行動でどれほどのヒトが死んだことか、映画にしてもひどすぎる。個人的には面白いとは思わない。ただ、この作品、成田三樹夫がメチャクチャかっこいいのだ。決して二枚目のキャラではない。ずるく、悪党で、したたか。なのに拷問を受け、メチャメチャ情けないシーンでもなぜか(ファンだからかな・・)かっこいいんだよな。死に際のアクトなんか見事!としか言いようがない。醜さの中に哀愁があり、情けなさの中に燐とした存在感をあわせ持つ。こんな役者、もう出てこないだろうなぁ・・。

原作よりも凄いのがいい方に
仲代の若さと老練さが入り交じった演技がたまらないし、岩下の色気はむしろ極道ものより素晴らしい。五社監督らしく、殺陣は凄まじすぎるところもある。全体的には、池波正太郎の原作よりもどぎつくなっており、最後の話は余計な付け足しでだらけてしまっている。が、見る価値は十分にある。

豪華な映画
とにかく俳優が豪華。これだけ、良い俳優を無駄に使える監督も少ないと思う。

映画のドラマツルギーは、原作を知らない人間にとっては初めはわかりにくいが、だんだん過去の問題に触れるあたりから面白く、かつ、武士の情け(身代わりの人間を承知で裁く時、まさに安宅関の冨樫みたい)や、兄に対しての「義」を果たしに向かうあたりから、ほぐれてまとまってきてぐっと引き付けられる。
あとは出てくる人間が多いので、下にでてくる名前などの紹介のテロップを読んでいく必要があるが、俳優のレベルで大体わかろうというもの。
ちょっと気になるのは、あまりに主人公達が強すぎる点や、一騎打ちのときまわりの武士たちはどうした?とか言う疑問があるが、そこは映画、夢があればよいと思う(本当に強すぎる、笑い)。
さらに、音楽や照明の使い方などは、本当にうまく、豪華な俳優人と相まって画面が安定している。
しかし、雲霧はかっこよい。最後の乗り込みも普通はあーーも正面切って乗り込まないだろう、と思うのだが、正々堂々と悪事を働き、最後は「義」を通すという形でまとめたと思うと、納得できる。(乗り込みの時の衣装は最高、ジャケットのあれです)
私は歌舞伎の俳優人なども楽しめましたし、楽しい時間を過ごせました。


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