Top >  031崔洋一 >  血と骨

血と骨

血と骨
ビートたけし
血と骨
定価: ¥ 2,625
販売価格:
人気ランキング: 44048位
おすすめ度:
発売日: 2006-07-19
発売元: ポニーキャニオン
発送可能時期:

暴力の中で人は・・
ビートたけしの存在感が本当にすごい。たけしのキャラを勘違いしてしまうくらい恐ろしい。

ストーリーはすさまじい性欲と金欲に暴力を振るう男の生涯と家族を描いている。
脇を固める役者もいい味をだしているし、とにかくかっこいい映画だと思う。
家族や人から遠ざけられても気にしていない。
男という存在の理性を取り払ってしまった状態はこのような状態なのだろうか。
一見の価値のある作品。

大人向けですね
ストーリー云々より、この映画の主人公のような破天荒な人間が
、実際いただろうなと思える時代を本編で眺めてみることだと思います。
今時の様に小奇麗で小行儀良く、悪は悪で単に行儀や素行の
悪い半端な奴や、組織立って冷徹に悪事をなすような人間ばかりの現代日本。
たけし扮する主人公のように、一人でここまでめちゃめちゃにやってしまう
野性味ある人間はもはやいない。そんなメチャな人間を賛美するわけではないが、
こういう人間がいるような時代・世相の方が人間同士の本音の
ぶつかり合いや、本当の意味での愛情・感動があったのかもしれないなと
想像してしまいました。とはいえ、実際自分の周囲にこういう人がいたらたまらないだろうな
とも思いました。主人公の荒れ狂う様が圧巻です。

「ブラザー」に通ずるたけし氏のバイオレンス映画
夢とか希望とかをテーマにした娯楽映画の対極をなす様な生々しくて、目を覆いたくなるような世界が描かれている映画だと思う。1920年代という混沌とした世界、ビートたけし演じる主人公の様な人間もいたんだろうなあと実感できる。大阪に住む僕としては歴史的勉強にもなった。唯一、笑ったのが、借金の取立てをするシーンで、債務者宅の門扉を柱で壊そうとする主人公だが、メル・ギブソンの「ペイバック」ばりの執念深さだなあと思った。血も涙も無い人間を描くという意味においてはよく出来ていると思うが、何分、後味が悪いのが難。

 <  前の記事 豚の報い  |  トップページ  |  次の記事 いつか誰かが殺される  >