佐分利信
定価: ¥ 3,990
販売価格: ¥ 3,990
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おすすめ度:

発売日: 2005-08-27
発売元: 松竹
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佐分利信が最高
佐分利信って本当に声が大好きです。ハンフリー・ボガードのようです。それに小暮美千代って可愛いですね。本当に我儘で許せます。あの奥様の寝室のお部屋の素晴らしさ。花柄の壁紙。西洋風な家具。そしてそれに引き換えて旦那様の着物の普段着にお座敷の書き物机。この対称が本当におもしろい。
淡島千景も非常な美人。黒いドレスに白いパールのネックレスが素晴らしい。香川京子のお嬢さんぽいところもとっても魅力的。何度見ても本当に飽きません。完璧な?夫婦の物語です。
大磯駅が出ました
つい先日私はMr.&Mrs.スミスという映画を見た。秘密を持つ夫婦がひょうんなことから喧嘩をはじめ、それがエスカレートして流血を交えた殺し合いにまで発展し離婚寸前まで行くが秘密を共有することによって夫婦円満になるという能天気アクションコメディーである。なぜこのような関係のない映画を引き合いに出したかというと、この映画「お茶漬けの味」の根底にも夫婦の絆という大きなテーマが流れているからだ。ただし倦怠期の夫婦の対立までは同じであるが、展開がまったく異なる。自己主張が強く人生は戦いだと言わんばかりの前者のハリウッド映画に対して、すべてを知っているのになお相手を信じて待つ夫の姿を描いた「お茶漬けの味」に私はとても共感できた(といっても私は結婚生活を知らないが)。別にこれが日本的とか東洋的とか言うつもりはないが、現在の社会が忘れそうになっている大事な何かを教えてくれている気がしてならない。
それ以外にも、他の小津安二郎監督の映画同様、戦後間もない頃の日本の風景がいろいろ見れて面白い。特に粗末なつくりのパチンコ屋などはとても興味深かった。当時の戦争観や結婚観などもさらっと見せてくれて、いろいろ考えさせられる。
また福岡が大好きな私はパチンコ屋の店主が博多弁らしきものをしゃべったので嬉しかった。ついでに、隣町の大磯駅が出てきたのでとても感動した。とにかくおすすめの映画である。
夫婦とは……。
インテリで優しい旦那さん役の佐分利信が、奥さん役の小暮美千代にいいようにあしらわれている姿が、人が良すぎるというか、頼りない感じで、最初は、見ていてちょっとイライラするほどでした。しかし、ある事件を契機に、今までの高ビーな奥さまが、夫の存在を再確認して、タイトルに結びつくシーンとなり、やや急な印象も否めませんが、小暮美千代の心情の揺れが、上手い具合にしっとりと描かれており、さすが小津安二郎と思わせるフィルムワークです。佐分利信といえば、中村伸朗ら三羽カラスのバー談義に代わり、本編では、伊豆修善寺の温泉宿で、小暮美千代を筆頭に、淡島恵子ら奥さま連中が、旦那をネタに話が盛り上がる場面も面白く、パチンコ、野球、歌舞伎、競輪など、当時の娯楽を眺める楽しさもあります。自由恋愛に憧れる姪役の津島恵子と、鶴田浩二がラーメンをすするシーンもほほえましく、笠智衆が、意外と若い?役で登場するのも見所です。