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悪霊島

悪霊島
鹿賀丈史
悪霊島
定価: ¥ 2,625
販売価格:
人気ランキング: 30748位
おすすめ度:
発売日: 2005-03-02
発売元: ポニーキャニオン
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金田一耕助(加賀丈史)は、アメリカで億万長者になった越智竜平(伊丹十三)の依頼で岡山へ赴くが、その尋ね人が怪死したことを知り、真相を究明すべく刑部島に渡る。そこはつい先ごろ、ある男が「鵺の泣く夜には気をつけろ」と謎めいた言葉を遺して死去していた島でもあった。そこで彼は、美しい巴御寮人(岩下志麻)やその娘で双子の姉妹・真帆と片穂(岸本加代子・二役)に出会う。やがて島で連続殺人事件が勃発していくが……。
横溝正史の探偵小説(遺作)を原作に、篠田正浩監督が手がけた角川映画。篠田監督は娯楽映画の枠をまといながら、戦後の高度経済成長とともに流され失われてゆく日本の伝統文化に根ざした演出を試みており、その象徴としてビートルズの「レット・イット・ビー」「ゲット・バック」を使用。また、ドラマはジョン・レノンの死を知らされた元ヒッピーの五郎(古尾谷雅人)が、当時の事件を回想するという形式で進められていく。DVDでは著作権の問題でオリジナルではなくカバー曲に差し替えられているが、「レット・イット・ビー」はオリジナルと大分印象が異なり、違和感があるのは否めない。やはりオリジナル版のリリースを待望したいところだ。加賀丈史の金田一は飄々とした中にどこか冷めた趣を感じさせるが、これも演出意図に沿ったものだろう。(的田也寸志)

青春時代へのオマージュ
元ヒッピー青年がジョンレノン暗殺のニュースを聞き、自分がレノンを聞いていた時代に、瀬戸内海の小島で遭遇した事件を思い出すという設定。
ストーリーは非常に陰惨なのですが、なぜかそれ程おどろおどろしく描かれてなく、内容にしては映画がけっこうさらっとしています。
同じ金田一映画でも製作者が違うとかなり違う印象になるのだと感じます。
鹿賀さんの金田一耕介もよかったと思います。彼が金田一をこれしか演じなかったのは残念です。
あと、さすがの存在感を残した、佐分利信、妖艶さと鮮烈な印象を残した岩下志麻、可憐な岸本加代子、そしてヒッピー役の古尾谷雅人、や成金役の伊丹十三ほか
皆すごく上手かったと思います。

ビートルズの楽曲を使ったという事でかなり制作費がかかってしまったというのですが、ビートルズの曲を使う事によって多くの人の心にあの時代がよみがえってくるのだと思います。
篠田監督、角川氏が青春を過ごしたあの時代へのオマージュなのかもしれません。

監督:篠田正浩×鹿賀丈史金田一による角川映画。雑誌「バラエティ」や大量のTVスポット「鵺の鳴く夜は恐ろしい・・・」も懐かしい。
鹿賀丈史氏のひょうひょうとした金田一、岸本加世子の初々しさと大人に変わった表情もいい。
その他の俳優陣も見所です。(他の金田一映画に出ている人もいます。)
篠田正浩監督の描く、田舎や神社などと突如挿入される工場などの風景の対比が印象的です。
ヒッピーに代表されるような、この頃の時代を描きたかったということが、DVDの解説に書かれていました。
無気力に無常に時代が流れていってしまう様を、ビートルズにジョンレノンの死に託しています。
それだけに、この映画に締めるビートルズの「レット・イット・ビー」の役割は非常に大きく、
映画とは切り離しては考えられないほど強く印象に残っています。
このため、DVDでのエンディングの「レット・イット・ビー」が版権問題で、別のアーティストのカバー曲に差し替えられており、
また、そのカバーも原曲とかなりイメージが違うのは非常に残念です。
せめて、もっとオリジナルに似ている演奏にしてほしかった。
(昔、発売されたビデオでは公開時の元の曲のままらしいです。)

子供時代の懐かしい不気味さ
横溝正史の代表作といえば終戦直後がほとんどだが、悪霊島は昭和44年で、この頃ならではの薄気味悪さが見事に表現されている。新しいものができ始める傍らで荒れ放題に朽ちた古いものとが混在した風景は当事者にしかわからないかも知れない気味悪さがある。瀬戸内海の工場と廃神社、廃屋、廃墟、古いおみくじ、神楽、人形浄瑠璃、祈祷師、野良犬の群(この頃ほんと野良犬が多かった)、薬の絵柄や古い看板(その当時古いと思った物)そして蒸発。私はこの時代当時子供だったせいかなんとも懐かしい恐怖を感じた。多くの人が消えた謎の島と異常な真相。原作も良かった。瀬戸内生まれの私はリアルタイムの横溝作品として大いに評価する。俳優の方言も完璧だ。佐分利信、岸本加世子、石橋蓮司、岩下志麻等豪華で異色なキャスティングもいい。ただしDVDでのビートルズのさしかえは残念だ。かなり痛いが5つ星!

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