原田芳雄

定価: ¥ 4,935
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発売日: 2001-09-21
発売元: パイオニアLDC
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「ツィゴイネルワイゼン」の蓄音盤に作曲家サラサーテの声が入っているという内田百けんの「サラサーテの盤」や、その他多くの短編をもとに繰り広げられていく、鈴木清順監督の斬新かつ大胆な幻想譚。士官学校教授の青池(藤田敏八)は、友人・中砂(原田芳雄)の無頼に振り回されていくうちに、いつしか現実とも幻ともつかない世界に惑わされていく。やがて青池の妻(大楠道代)と中砂の妻(大谷直子)も、その世界に巻き込れていき…。 1980年、東京タワーの下に銀色のドーム型テントの移動映画館「シネマプラセット」を建て、そこで上映されロングラン・ヒットしたことでも話題になった作品。同年度のキネマ旬報ベスト・テン第1位ほか数々の受賞に輝く名作である。(的田也寸志)
幻想と怪奇の中に彷徨う
物語り冒頭で、サラサーテのレコードから かすかに聞こえる声。
糞真面目で律儀な主人公・藤田敏八も、性格がまるで正反対の友人・原田芳雄も
「何度聞いても、何を言っているのか全くわからない」と言う。
なのになぜかその意味を考え、いつしか引き込まれてゆく・・・。
これこそが『ツィゴイネルワイゼン』という作品を表現するのにふさわしい。
主人公が名所『切り通し』をくぐるたび、幻想の深みへの期待がどんどん
ふくらみ、和服姿の大谷直子をいつまでもながめていたい気分になりました。
印象的な場面が目白押し
「陽炎座」「夢二」は公開時に幸いにも劇場で観ることが
できたが、本作はなぜか縁がなく今まで見逃してしまっていた。
DVD(ビデオ)というのは本当にありがたいものである。
鈴木清順の作品は編集のせいなのかシーンのつながりがスム
ーズでなく居心地の悪いものが多いが、この作品は破綻がない
見事な作品となっている。
このような佳作を今まで観ず、また劇場で観られなかったこと
は返す返すも悔しい。 DVDは手軽で便利ではあるけれどやはり
映画館で鑑賞するのとは別物、この映画をプリント上映で観るこ
とができた人々は幸せである。
公開当時の観客の熱狂は想像に難くない。
耳から離れない音
不可解な映画。
だけど藤田敏八の後姿と盲目三人組とあの旋律が
脳裏から離れず、忘れられない。
モロ、鈴木清順監督の手の内で転がされた感じ。
ツィゴイネルワイゼン…何のことかと調べたら
サラサーテが作った曲の名前だった。