藤竜也

定価: ¥ 3,990
販売価格: ¥ 3,990
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発売日: 2001-12-05
発売元: ファイブエース
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何者かによって誘拐されてしまったがき大将デブ長を追って、3人の中学生が行動を開始。しかし、彼らはやがてヤクザのいざこざに巻き込まれていく…。
相米慎二監督の過激ともいえる長回し撮影が良くも悪くも印象に残ってしまうキッズ・ムービーの異色作。出演している者すら、自分たちが一体何をやっているのかわからなくなっているほどの描写は、ある意味で映像のスペクタクル的効果を生んでおり、観ている側もワケのわからないままにひたすら圧倒され続けていく。
自分が女の子であることがイヤでイヤでしょうがないという幼いヒロインを、これがデビューの河合美智子が好演。また長瀬正敏の記念すべきデビュー作としても、ファンには広く知られている伝説の作品でもある。(的田也寸志)
本当に素晴らしい監督がいました 当時子どもだった私たちが受け取った反骨の魂 追悼…
中学生の頃、FM番組で試写会の券が当たって見に行った映画です。内容は全然分からなく、ただ近藤真彦の『さよならバンザイ』を歌い踊る2シーンと材木場での追跡シーンが印象に残る映画でした。そうそう、「先生覚醒剤打たれちゃって可哀想」というのと「ええっ、ロッキー刑事と“セクシャルバイオレットbP”の人が悪役なの」と変な所で衝撃を受けていた覚えがあります。今考えればこういう目茶苦茶ぶりが相米監督ならではで、子どもだてらに案外着眼点が良かったのかも。
数年前相米監督が早すぎる死を迎えWOWOWで急遽追悼作を放映したのですが、その時セレクトされたのが本作でした。それまで私はこの映画の存在を完全に忘れていて、「あの変な映画が代表作?」なんて思ったのですが見直せば何とも壮絶。冒頭8分の長廻しが有名ですが前述の材木場やアジトでのクライマックスのシーンも一気に撮っており、相当のリハーサルがなされたであろう事やスタッフの労苦が偲ばれるのです。そうして出来たシーンは「完璧」とか「壮麗」としかいった類の画面ではなく、何だかよく分からないドライブ感に満ちていて岡本太郎的「芸術は爆発だ」になっています。彼が国内よりも海外で評価が高いことがよく分かります。
かつて長谷川組助監督を務めた相米監督は徹底して反骨の映画を撮りました。汚れ歪んだ大人の世界に子ども達が清新な瑞々しさで立ち向かっていく、そんな映画を監督は撮り続けました。子役を平気で橋から飛び降りさせたり、河合美智子を男湯に入れて胸をさらけ出させたりするとんでもなさは実は子ども達へのエールです。「俺も歯を食いしばって体制に刃向かってきた。お前達もたくましくなってくれ。」と言わんばかりに。そして「奴は一生分撮りきって逝っちまった」(長谷川和彦)しかし当時の子ども世代は確実にその意志を受け継いでいます。今でも邦画は面白いものが作られていますよ、監督。
マニアック?
今や出演者全員 知らない人がいないほどの有名人になっておりますが
その当時坂上忍さんの大ファンゆえにリアルタイムで映画館に足を運んだ私は
その後皆さんの活躍に ちょっと自慢げでした。
すでに子役俳優として演技力が知られていた坂上さんに
オーディションで選ばれてのデビュー作とは思えないほどの度胸ある演技の河合美智子さん
そして今や渋い演技の その当時初々しい永瀬正敏さん
皆さんこの頃からすでに 演技派俳優だったのですねえ。
迫力!
正直なところ、初見で話に完全に追いつくのは難しいだろう。
難解な映画という意味では、見る人に不親切な点があるのは事実である。
でも、すごい迫力に圧倒されてしまう。
河合美智子、永瀬正敏、坂上忍、その若さ、初々しさにも今見ると感動があるけど、
チョい役でも、すごいキャスト陣であり、ロングで長回しされるカメラワークで、
舞台かドキュメンタリーかとも思わせる計算。
相米ワールドの迫力が詰まっていた。