田中裕子
定価: ¥ 5,040
販売価格: ¥ 5,040
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発売日: 2006-04-26
発売元: バップ
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痛々しさが心に突き刺さる
この作品には多くの説明は不要だ。信楽焼きに身を捧げた女を演じる田中裕子の迫力ある演技。陶芸の道に進み始めたが、白血病に冒され闘病生活をおくる息子窪塚俊介の痛々しい演技。そして、高橋伴明監督のリアルで訴えかけるような演出。どれもが素晴らしく、特に後半の闘病生活に入ってからは母子の通い合う心の動き、白血病の闘病生活の辛さ(骨髄移植手術やその後の闘病生活はリアル)、心骨髄移植の重みは観る者の心に痛いほど突き刺さる。リアルなのは闘病生活だけでなく窯と葛藤する田中裕子は神山清子という芸術家が乗り移ったような気迫さえあった。
監督の母親のパワフルな母親の弱い面の描き方も絶妙で、特に息子を抱きかかえ涙を流しながら子守唄を歌う田中裕子に患者の一人(高橋伴明一家の一人である下元史朗)が「もっと、大きな声で歌ってやらんと、息子に聞こえんやろ」と叱咤されるシーンは涙なしには観られない。
骨髄移植と人間の命というものを真摯に考えさせられる高橋伴明の入魂の一作であろう(高橋伴明監督のファンには久々にうれしい作品だった)。
事実に圧倒
映画としてはざっくりとしている面はある。
しかし、高橋伴明の強い意志。そして、なにより田中裕子の迫力。予想外(といっては失礼だが)窪塚俊介の素朴さそして真剣さ。その他 出演人 音楽人の思いの強さを感じる。
一人でも多くの骨髄バンクドナーを増やすためにも多くの人に見てもらいたい。
そして、若い人には是非見てもらいたい映画だと思う。
5☆をつけざるえまい。