辰巳努
定価: ¥ 1,500
販売価格: ¥ 1,500
人気ランキング: 10626位
おすすめ度:

発売日: 2007-07-13
発売元: ワーナー・ホーム・ビデオ
発送可能時期: 通常24時間以内に発送
価値観が変わっても、不動の泣き映画
初めて見てから18年経ち、これまで何度泣いた事か。
内容について、揚げ足を取ったらきりが無い。そんな必要もない。
放心状態になり、ただただ泣く。心を浄化させてくれる映画。
人間物語☆
戦争によってもたらされる悲劇に、
何より2人の生きる姿に、心の深いところが痛くなりました。。
よくある否定意見についてですが、清太の「親戚のおばさんの家を出ていくという行動」(このことによっておばさんが悪であったという誤解を生みやすいということはあったかもしれません)は、あの状況下の中、清太が清太なりに、懸命にどうするのがいいのかを悩み抜き出した答えだったことは言うまでもありません。見ているほうが「出ていかなければよかったのに」と思うのはもちろん悪いことではないですが、清太にとっては無理なことだったのです。だから清太を責めるのは違うと思います。2人の生き方にこれ以上のものを求めたり、理屈をぶつけるのは意味のないことではないでしょうか。
また記録映画でもありません。これは“戦時中においてこの2人がどのように生きたか”というところに焦点をあてた作品であるはずです。それはもう否応ないものとして、ひとつのケースとして描かれたものだと思います。
戦争に巻き込まれて狂わされて奪われること、清太があの小さな背中にどれほどのものを背負わなければならなかったのか、追いかけて叶わなかったもの、清太にとっての節子、節子にとっての清太、あるいは悲劇の中にもたしかにあった一瞬の至福の美しさ、ひたむきさ、あたたかさ、人間の脆さ、醜さ。
そういった、2人の姿を通して見せる人間物語にこの作品の素晴らしさがあると、私は思います。
実写でなくアニメでしか描けない
最近になって、原爆を描いた漫画の実写ドラマや、この話の
ドラマ版を見る機会があり、そして先日テレビで本作を改めて見た。
アニメでしか描けないこと・・悲惨な死、焦土の実態。
清太と節子が弱っていく姿だけでなく、母の重体から焼かれるまでの姿も、
実写では描けないところである(特に蝿がわく様子)。
本当に悲惨だったのだと思う。