唐沢寿明

定価: ¥ 2,940
販売価格: ¥ 2,940
人気ランキング: 8113位
おすすめ度:

発売日: 2005-12-23
発売元: 東宝
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人気脚本家三谷幸喜の初監督作品は、劇団東京サンシャインボーイズで自ら脚本を書いた舞台の映画化である。ラジオ・ドラマ放送中のスタジオという限られた空間で起きるさまざまな出来事を、笑いで包んだシチュエーション・ドラマ。
鈴木京香が演じる主役のみや子は、ラジオドラマの脚本コンクールで自作が採用された。ところが、放送直前になって主演女優が役名に不満を言い始めたことから、スポンサーやほかの出演俳優も次々に注文をつけだす。プロデューサーやディレクターは唯々諾々とそれを受け入れ、シナリオはどんどん書き替えられていく。怒ったみや子はスタジオに立てこもるのだが…。三谷流作劇術を堪能できるとともに、多彩な脇役陣も楽しめる。特に警備員役、藤村俊二のひょうひょうとした演技は見る価値がある。(堤昌司)
最高でしょう♪
三谷幸喜さんの作品の中で個人的に一番好きです。
すごい点は、3つあります。
○役者が登場人物にしか見えなくなること
唐沢寿明さんや鈴木京香さん、西村雅彦さんなど豪華なキャスティングなのに、唐沢さんは「ディレクターの工藤さん」鈴木さんは「主婦の鈴木みやこ」西村さんは「プロデューサーの牛島さん」、そして布施明さんは「編成の堀之内さん」にしか見えなくなってくるんです!
これは、ほかの映画やドラマを見ていてふと気づいたことです。
ほかの映画やドラマでは、役名があってもその登場人物を俳優さんの名前で考えてしまっていたのに、この作品は違いました。
むしろ、CMなどで西村雅彦さんを見かけると「あ、牛島さん」と思ってしまうほど(笑)
それだけ役者さんが役にはまって見事に演じきっていること、そして三谷監督の演出の巧みさによるものだと思います。
○嫌いな人がいない
これは個人の感想にもよると思いますが、見終わって、「この人、いやな役だったな・・・」と思う人がいません。
どのキャラもみんなくせがあり、いろんな困った行動をして騒動をおこしますが、その分愛着がわき、最後にはみんな好きになっていました。
見終わった後、すばらしく心地よく幸せな気分になれるのです!
○人物相関図
DVDのおまけに入ってる人物相関図です。
ストーリーには出てこないそれぞれのキャラの経歴がわかっておもしろいです。
特にこの映画に魅入られて何度も見ている人にとっては、思わずにやりとする内容だと思います。必見!
シンプルな構成で見せる三谷幸喜の監督デビュー作
三谷幸喜の映画初監督作品だけども、今までの作品の中ではこの1作目が一番好きです。ゲスト出演的に出てくる人も含めるとかなり豪華なキャスティングだけど、余計な脇道を最小限にしているし、やはりひとつの目的に向かって全員が無理難題やわがままを主張しながらも突っ走って行く単純な構成がよいのでしょうね。映画的な演出よりも舞台的あるいはテレビ的な演出のような印象が強いのは多少やむを得ないでしょう。この後の「みんなの家」「THE 有頂天ホテル」では映画の演出としては上手くなっているとは思うけど、俳優が豪華になっていく分、話が広がってしまう傾向があって、この「ラジオの時間」の方が笑いも自然だしくどいところがないのもいい。
歌い上げろ人生
ラジオドラマ製作の、スタジオ内で繰り広げられる登場人物のキャラクターたちの魅力を生かして、徹底しておバカで、しかも奔放な話のつくりと過剰な程のサービス精神が楽しい映画。
三谷監督の、ドラマ手法の成熟を感じさせながらも、自由な発想が無邪気に受け入れられる頭の柔らかさ。それが、どんな人の中にもある可笑しさ、些細に見えるような部分の、エキセントリックなパーソナリティを見逃さない。
そんなどこにでもいる人たちの関係の中に、鋭くドラマを視て、そして日常からこぼれ落ちそうな非日常な話をつくる観察眼、想像力には感心する。
しかも、どんな人にも暖かい視線が向けられているのがはっきりと伝わってくる。
一面的に善人、悪人を作り、観客の感情--憎しみや好き嫌いを掻き立て--それを利用し観客をドラマに入り込ませようとする傲慢な脚本、演出が多い中にあって、「ラジオの時間」は、とても気持ちのよいドラマになっている。
映画の隅々にまである三谷観察眼によるユーモアとマニアな映画的演出も見逃せないので、けっこう隙がありそうでないところなどは、映画としてテレビドラマとは一線を期しているのかもしれない。
ラストも近くになると、くつろぎついでにゴーサインが出たようなエピソードやエンディング、布施 明の歌も楽しい。
どの出演者も楽しんでいるのが観ている方にもそのまま伝わって、それが成功するというのはたいへん幸福なことだなあと思う。