秋吉久美子

定価: ¥ 4,935
販売価格: ¥ 4,935
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発売日: 2006-10-20
発売元: 角川エンタテインメント
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なかなか古典落語がうまくならない二つ目の落語家・志ん魚(伊藤克信)は、ソープ嬢エリザベス(秋吉久美子)と不思議な仲になり、その一方で落研の高校生・由美(麻生えりか)とも付き合い始める。しかし由美の父親から落語のへたくそさを指摘された志ん魚は…。
『家族ゲーム』『失楽園』『間宮兄弟』など、日本映画界を常にリードし続ける森田芳光監督の記念すべき劇場用映画デビュー作。自主映画時代に培った独特の映像センスを駆使しながら、東京下町に生きる若者たちの姿をユーモラスに、そして温かく描いていく快作である。落語家の卵たちがみな当時流行のブランドVANをまとっているお洒落感は、従来の日本映画にない斬新なものであった。不思議な存在感のソープ嬢も、自立した女性のスマートさがかっこよく映えている。落ち込んだ主人公が夜の町を歩き続けるクライマックスは、森田映画を語るときに欠かせない名シーン。そして朝になり、彼を待ち受ける麻生えりかが吐く一言は、気持ちのよいカタルシスに満ち溢れている。(増當竜也)
森田のデビュー作
森田芳光のデビュー作。
とにかく軽妙洒脱としか言いようが無い。売れない若手落語家が 落語、恋に頑張るという話だが 筋を語っても この映画の面白さは伝わらない。
森田は当然ながら この映画に彼の全てを賭けたわけだが そんな 思いとは 全く違う「軽さ」が心地よい。今考えてみても この映画に似ている他の映画も全く思いつかない。森田自身ですら このような映画はその後撮っていない。
この後の森田は「家族ゲーム」、「それから」を撮り 映画界の寵児になっていった。「そろばんずく」以降は 今ひとつ 彼らしさが感じられない点が 非常に残念だ。この「の ようなもの」を見ていると 森田自身が一体何を見失ったのだろうかと考えてしまう。それほど才気に溢れた作品である。その「才気」が 森田にとって重荷なのだろうか?
祝、DVD化!“流行監督”森田芳光の才気溢れるデビュー作にして軽妙洒脱な傑作。
80年代、自ら“流行監督宣言”し、それを有言実行、斬新で独自なスタイルを持った浮遊感覚溢れる傑作群を撮り続け、ポスト・モダンの担い手として、時代の寵児となった森田芳光の、記念すべき劇場用映画デビュー作。この当時、日本映画界では、相米慎二、小栗康平、大森一樹、澤井信一郎、長崎俊一ら後の屋台骨を支える名監督が相次いでデビューしていたが、森田芳光は他のどの監督とも違う、従来の日本映画に脈動していた激しさ、重さ、真面目さとは一線を置いたスタンスで、際立った存在であった。とにかく、全編を醸し出す軽妙洒脱なタッチ、ユニークな登場人物たちが繰り広げるズレと逸脱からくる奇妙なテイスト、それでいて、主人公が、恋をし、人生を生きていく上での、戸惑い、不安、切なさ、こだわりもしっかりと伝わってくる。正に、森田イズムの原点とも言うべき傑作だ。生保会社でのサラリーマン生活を辞め、今作に抜擢された伊藤克信の栃木弁が可笑しく、早稲田シネ研当時の室井滋やコメディエンヌ鷲尾真知子の顔が見れるのも懐かしい。ラスト、夕暮れ時のビア・ガーデン(だったか)で流れる尾藤イサオ(粋!な名演)による“See You Again in the Mood”のセンチメンタルでムーディな主題歌(作詞はタモリ!)が、青春期の微熱を感じさせて今だ記憶に残る。記憶に残ると言えば、これは余談だが、この映画、公開時は確か995円で鑑賞出来て、1000円を払うと、釣銭の5円が、ご利益袋に入れられて貰えた様な気が、、、笑。